大学入試向けの有名な英熟語帳といえば、「速読英熟語」「英熟語ターゲット1000」、そして「解体英熟語」の3冊ではないでしょうか。
どの英熟語帳も歴史があり、多くの受験生が愛用してきました。
ここでは３冊の英熟語帳について、特徴やレベルを徹底的に解説していきます！
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速読英熟語とターゲット1000と解体英熟語の違いとは
まずはそれぞれの英熟語帳の特徴について、詳しく解説します！
速読英熟語とはどんな英熟語帳？
速読英熟語は「英語長文の中で熟語を学ぶ」という形式が特徴。
英語長文の中に熟語が詰め込まれているため、長文の中での使い方を学べます。
そして長文の多読のトレーニングにもなりますから、一石二鳥ですね。
英語長文とは別に、熟語を単体で覚えられる部分も用意されており、赤シートで隠せます。
デメリットを挙げるのであれば、CDが別売りであること。
別売りのCDが高価であり、音声が無料でダウンロードできない点は大きなマイナスです。
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英熟語ターゲット1000とはどんな英熟語帳？
英熟語ターゲット1000は良くも悪くも、特別な特徴がない英熟語帳。
英単語ターゲットと似た構成で、見開きで綺麗に熟語と訳、そして例文がまとまっています。
シンプルな構成が好きな方や、英単語ターゲットを既に学んでいる方におすすめです。
デメリットとしては、１語１訳しか赤字の訳が用意されていないこと。
赤シートで隠せるのが１訳だけになってしまうため、多義語が覚えづらいという難点があります。
解体英熟語とはどんな英熟語帳？
解体英熟語は問題形式で英熟語を解きながら覚える、特徴的な英熟語帳。
とても分厚くボリュームがあり、収録されている英熟語も多いです。
問題を解きながら覚えられるため、入試で問われた際に得点につながりやすいです。
収録されている英熟語数もトップクラスに多いため、早慶や東大・京大などにも対応できます。
デメリットは「英熟語の暗記が少ししづらい」こと。
問題の中で覚えていく形式であり、赤シートで隠して覚えることができません。
暗記が苦手な方にとっては、解体英熟語は少ししんどいかもしれません。
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それぞれの英熟語帳のレベル、難易度
収録されている英熟語の数でいえば、「解体英熟語＞英熟語ターゲット＞速読英熟語」の順番。
解体英熟語が最も到達レベルが高い英熟語帳といえるでしょう。
どの英熟語帳でも早稲田・慶應や東大・京大レベルまで戦えるようになります。
ただ速読英熟語や英熟語ターゲットだとやや足りない可能性もあるため、足りない場合は解体英熟語を追加すると良いでしょう。
いきなり解体英熟語からスタートすると、収録数が多すぎて挫折してしまうリスクがあります。
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解体英熟語には構文が収録されていない
速読英熟語や英熟語ターゲットには構文が収録されていますが、解体英熟語には入っていません。
そのため姉妹書である解体英語構文で、構文の勉強をしましょう。
英語構文は英語長文の中でも出てきますし、和訳や英作文、並び替え問題などで特に狙われやすいです。
英語構文はおろそかになりがちな分野ですが、しっかりと勉強しておかなければいけません。
どの英熟語帳が一番オススメ！？
まず１冊目の英熟語帳としては、解体英熟語はおすすめしません。
速読英熟語や英熟語ターゲットで共通テストやMARCHレベルまでの英熟語を、無理なく固めましょう。
そして過去問を解いて足りないと感じた場合のみ、プラスで解体英熟語を追加するくらいでちょうど良いです。
まずは必要最低限の英熟語をしっかりと固めない事には、その先に進めません。
英熟語ターゲットと速読英熟語の違いはさほど大きくないため、好みで決めると良いと思います。
書店などで中身を見て、ご自身に合う方を選ぶと良いでしょう。
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共通テストや日東駒専志望の方におすすめの英熟語帳
志望校が日東駒専レベルの方、共通テストでしか英語を使わない方。
ご紹介したような800語以上の英熟語は、覚えなくても良いかもしれません。
「合格英熟語300」であれば、入試に必要最低限の300語だけを覚えられます。
入試まで時間がない方、志望校がさほど高くない方にとっては、これ以上ない英熟語帳です。
手を広げすぎてうろ覚えになるくらいであれば、合格英熟語300だけを徹底的に固めるのも１つの手でしょう。
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速読英熟語や英熟語ターゲット、解体英熟語まとめ
・速読英熟語→長文と一緒に覚えられるがCDが別売り
・英熟語ターゲット→シンプルで覚えやすいが、１語１訳のみ
・解体英熟語→実践的でボリューム満点だが、暗記には少し不向き
・合格英熟語300→最重要な300語だけをまとめて覚えられる
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