関先生が手掛ける超有名な英文法の参考書、「英文法ポラリス」。
受験生の半分くらいの方が持っているんじゃないかというくらい、多くの方に愛用されています。
そんな英文法ポラリスは0123のそれぞれ4つのレベルに分かれているので、各レベルの難易度を解説します。
また難しい英文法も解けるようにするための、正しい使い方・勉強法についてもお伝えしていきましょう。
英文法ポラリスはどんな参考書なのか
英文法ポラリスは「参考書と問題集の良いとこどり」をしたもの。
東進から出版されている、安河内先生の「英文法レベル別問題集」にかなり似ていますね。
英文法の導入部分の解説があり、それを読んでから問題を解くという流れで進みます。
1冊あたりの問題数は400問となっており、1000問を超えるネクステージやVintage、スクランブル、パワーステージなどとはまた種類が異なります。
英文法ポラリスは解説と問題の両方、ネクステなどは問題数に全振りしたような問題集です。
どちらが必ずしも良いという事は無く、ご自身の目的に合わせて取り組みましょう。
英文法ポラリス0123のレベル
英文法ポラリスは4つのレベルに分かれているので、それぞれの難易度を見ていきましょう。
英文法ポラリス0 基礎レベルの難易度
英文法ポラリスは123の3種類でしたが、1もそれなりに難しく、取り組めない受験生も多かったです。
そのため英文法ポラリス0が出版されました。
大学受験の基礎的な英文法をしっかりと学べるので、偏差値が55以下の方はまず、英文法ポラリス0からスタートしてください。
英文法ポラリス1 標準レベルの難易度
英文法ポラリス1は日東駒専や産近甲龍よりも、少し難易度が高いです。
偏差値でいえば55ほど、ポラリス1をしっかりと固めれば、日東駒専では8割取れるようになるでしょう。
逆に言えば一定の英文法の力は備わっていないと、英文法ポラリス1であっても難しく、問題を解けない可能性があります。
英文法ポラリス1でも難しい場合は、英文法レベル別問題集1~3に取り組みましょう。
英文法ポラリス2 応用レベルの難易度
英文法ポラリス2はMARCHより少し難しい程度。
偏差値でいえば60くらいの方におすすめの難易度です。
英文法ポラリス2までやり切れば、MARCHや関関同立レベルであれば、8割以上の得点を狙えるようになるでしょう。
英文法ポラリス3 発展レベルの難易度
英文法ポラリス3は早慶や東大京大など、最難関大学レベル。
早稲田や慶應では特に英文法の問題が多いので、志望される方は解いておくと良いでしょう。
英文法ポラリス3は難易度がとても高いので、最低でも英文法ポラリス2をクリアしてから取り組むことをおすすめします。
背伸びをして取り組んでも、何となく解いて解説を読むだけになってしまいますからね。
英文法ポラリスの効果的な使い方・勉強法
英文法ポラリスは、以下の3つのステップに沿って取り組むと、成績が伸びていきます。
ステップ①講義部分を読む
英文法ポラリスの使い方として、まずは講義部分をしっかりと読んでください。
英文法ポラリスは講義と問題がセットになっているため、講義がものすごく詳しいという事はありません。
なので講義部分を読んだ時点で、文法に抜け漏れがありそうであれば、英文法のより詳しい参考書で勉強をし直しましょう。
ステップ②チャプターごとに完璧にする
英文法ポラリスはチャプターごとに分かれているので、各チャプターをしっかりと固めていきましょう。
400問なので一気に解けばすぐに終わらせることはできますが、記憶に定着しなければ意味がありません。
まずは1つのチャプターをしっかりとやり込んで、解説をじっくり読み、全ての問題にミスをしなくなったら、次のチャプターへと進んでください。
最後まで早く解くことが目的なのではなく、1問ずつ理解度を深めて、英文法の力を伸ばすことが大切です。
ステップ③過去問演習に取り組む
英文法ポラリスを、自分の志望校のレベルまで終えたら、過去問演習に入りましょう。
英文法ポラリスはチャプターごとに、「時制」「仮定法」などと分野ごとに分類されています。
しかし実際の入試ではそういった分類はなく、ノーヒントで自力で解かなければいけません。
過去問でより実践的な問題を解いて、得点力を上げていきましょう。
英文法ファイナル問題集や、竹岡アルティメット600題などランダム形式の問題集へ進むという選択肢もありです。
英文法ポラリスまとめ
英文法ポラリスは講義と問題の両方があり、4つのレベルに分かれています。
自分の実力に合わせて取り組み、少しずつ力を伸ばしていきましょう。
チャプターごとにやり込んで、1歩1歩進んでいくことが大切です。
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