あまり知られていない参考書ですが、英文解釈テオリアはとても質が高いです。
Amazonの評価も5点満点中、4.5となっており、多くの方から評価されていることが分かります。
「英文解釈テオリアがなぜここまで評価されているのか」、「どれくらいのレベルなのか」、「偏差値を伸ばすための使い方」について詳しく解説します!
英文解釈テオリアとは?詳しく紹介
英文解釈テオリアは、「英文法を英語長文に結び付ける」参考書。
学んだ英文法を復習しつつ、その文法を使って英語長文を読めるようにトレーニングを進めます。
英文を訳して解説を読む中で、英文の読み方をじっくりと学ぶことができます。
頻繁に「英文法を勉強したけれど、どう英語長文を読めば良いか分かりません」というご質問をいただきます。
英文法を勉強したら、それを読解に活かすステップを踏まないと、自動的に長文が読めるようにはならないんです。
英文解釈テオリアでしっかりとトレーニングをして、長文でガッツリと得点を稼げるようにしましょう。
英文解釈テオリアのレベル、難易度
難易度でいうと共通テストよりは難しく、MARCH~早慶入門レベル。
「入門書」という位置づけではありますが、英文解釈という勉強は、比較的レベルが高いトレーニングです。
偏差値でいえば河合塾の水準で、60弱くらいは取ってから、英文解釈テオリアに取り組みたいところ。
MARCHの中でも難しい長文や、早稲田や慶應・東大京大などの長文に匹敵するくらいの難易度があります。
背伸びをして取り組んでも、そもそも例文を訳すことができないため、正しいトレーニングになりません。
英文解釈テオリアの正しい使い方、勉強法
①まずは訳す
まずは1題ずつしっかりと、英文を訳しましょう。
訳を紙にしっかりと書き出すことで、正しく訳せているかを確認します。
そして全ての英文の文構造まで、書き込んでみてください。
書き込み方が分からない方は、まずは1問目は先に解説を読んで、どういった形で振り分ければ良いかを確認しましょう。
②解説を読む
1題をしっかりと訳したら、解説をじっくり読みましょう。
どこが訳せなかったのか、そしてどうすれば正しく訳せたのかを分析します。
解説には文構造まで記載されているので、訳し方も確認しましょう。
英文を読むためのポイントもたくさん記載されているので、自分の力として取り込んでください。
③黙読で徹底的に読み込む
いきなり音読に入る方が多いですが、まずは黙読です。
英文解釈テオリアの英文はとても難易度が高く、そう簡単に音読で理解できるものではありません。
黙読で何度も読み込んで、文構造も含めて、無意識で理解できるまで読みましょう。
ここまでやって初めて、入試で同じような英文が出てきたときに、瞬時に訳せるようになります。
④音声をダウンロードして音読
英文解釈テオリアの音声は無料でダウンロードできるため、こちらを活用して音読します。
音声をマネするような形で音読しないと、発音が修正されません。
自分で誤った発音でたくさん音読をしても、むしろスピーキングやリスニングに悪影響が出てしまいます。
音読はあくまでスピーキングやリスニングのトレーニングとなり、読解力を鍛えたい方は、むしろ黙読をやり込んだ方が良いです。
入試本番では当然、音読ではなく黙読で英文を読みますからね。
1題の英文が完璧に固まったら、次の例文へと進んでください。
1題ずつ徹底的にやり込んで進まないと、力は伸びていきません。
英文解釈テオリアが終わったら次は何?
英文解釈テオリアが終わったら次は、有名なポレポレあたりに進むと良いでしょう。
早慶レベルの長文をどう解釈するか、深く学べます。
英文読解の透視図ですと東大・京大レベルとなるため、少し難しいかもしれません。
より1文1文の解釈を深めたい場合は、基礎英文解釈の技術100や英文解釈の技術100などへステップアップすると良いですね。
ご自身の伸ばしたい力に合わせて、参考書を選びましょう。
英文解釈テオリアのレベルと使い方まとめ
英文解釈テオリアは英文法を読解へとつなげる、解釈の参考書。
レベルはMARCH~早慶入門程度で、共通テストよりもワンランク難しいです。
まずは自力で訳を書き出し、構文も書き込みましょう。
黙読で徹底的に読み込んで、1題が完璧になったら次へと進んでください。
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